イッチーとの恋?(5)
(4)の続き。
「女の人のこと、好きになったことある?」
イッチーはぜんじーに質問した。
晴れた日が好き、
犬が好き、
バイクに乗るのが好き、
寿司が好き、特にウニが・・・
と同様のレベルで女の人が好きか?と答えればよいのではなく、
女性を恋愛対象として見たことがあるか否かを答えねばならない。
その時、ぜんじーは忘れかけていた過去のことを思い出してしまった。
思い出したはずみで目が潤んだ。
「・・・ずっと昔、1度だけ・・・。」
口に出すと、フタが取れたみたいに次から次へと涙が溢れてきた。
人前では滅多に泣かないのに・・・。
テーブルを挟んで真向かいにいたイッチーが、ぜんじーの隣に座って頭をなでてくれた。
「ごめん・・・。へんな質問したね。」
イッチーが困るよな~と思って泣きやもうとしたのだが、
しばらく涙が止まってくれなかった。
10分ほど経ってようやく落ち着いた。
イッチーが自分の経験を話しはじめた。
数年前、尊敬し、プライベートで仲も良かった職場の先輩(女性)から付き合ってほしいと言われたこと。
付き合いを断ったらもうプライベートでは会いたくないと言われたこと。
先輩の嫉妬から、当時付き合っていた彼と別れるよう要求されたこと。
イッチーは彼氏と別れ、先輩と付き合うようになったこと。
しかしその一方で、女性と付き合っていることに引け目や罪悪感を感じていたこと。
そして、どうしても肉体的には先輩を受け入れられなかったこと。
ぜんじーは黙って話をきいていた。
続く。
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「女の人のこと、好きになったことある?」
イッチーはぜんじーに質問した。
晴れた日が好き、
犬が好き、
バイクに乗るのが好き、
寿司が好き、特にウニが・・・
と同様のレベルで女の人が好きか?と答えればよいのではなく、
女性を恋愛対象として見たことがあるか否かを答えねばならない。
その時、ぜんじーは忘れかけていた過去のことを思い出してしまった。
思い出したはずみで目が潤んだ。
「・・・ずっと昔、1度だけ・・・。」
口に出すと、フタが取れたみたいに次から次へと涙が溢れてきた。
人前では滅多に泣かないのに・・・。
テーブルを挟んで真向かいにいたイッチーが、ぜんじーの隣に座って頭をなでてくれた。
「ごめん・・・。へんな質問したね。」
イッチーが困るよな~と思って泣きやもうとしたのだが、
しばらく涙が止まってくれなかった。
10分ほど経ってようやく落ち着いた。
イッチーが自分の経験を話しはじめた。
数年前、尊敬し、プライベートで仲も良かった職場の先輩(女性)から付き合ってほしいと言われたこと。
付き合いを断ったらもうプライベートでは会いたくないと言われたこと。
先輩の嫉妬から、当時付き合っていた彼と別れるよう要求されたこと。
イッチーは彼氏と別れ、先輩と付き合うようになったこと。
しかしその一方で、女性と付き合っていることに引け目や罪悪感を感じていたこと。
そして、どうしても肉体的には先輩を受け入れられなかったこと。
ぜんじーは黙って話をきいていた。
続く。
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2007.04.10 (Tue) 01:03